読んで欲しい人
- 誰かの期待が重荷・プレッシャーに感じる人
- 残念な上司の見抜き方
- 子供・部下の育て方で重要なことを知りたい人
それは期待ではなく "プレッシャー"
「期待しているよ」
「君のこと、信じているからね」
仕事などで上司から聞くセリフですね。
ですが、その期待に応えられなかった場合、
「せっかく期待していたのに…」
「君を信じていたのに…」
「君にはがっかりした」
という言葉を浴びせられることも…。
ここではっきり言っておきます。
これは期待をかけているのではありません。
"プレッシャーをかけているだけ" です。
このことに薄々感じてしまうから、本来「あなたの能力を評価しているよ」という「期待している」というセリフをかけれても嬉しくないのです。
最初から「期待されたくない」と思ってしまう人の気持ちもわかります。
ここでもう一度はっきり言っておきます。
あなたは残念な人ではありませんよ。
こんなセリフを吐く上司が残念なだけです。
いきなり言葉使いが悪くなってすいません。
ということで今回は、「期待」という言葉を間違って使っている人にメンタルをやられないため、また逆に親・上司の立場なら「期待」という言葉を使って、子供や部下を潰してしまわないようにするための記事を書いていきますので、お付き合いのほどよろしくお願いします。
期待は誰かの "下心"
「せっかく期待していたのに…」
「君を信じていたのに…」
「君にはがっかりした」
というセリフ、聞くとショックを受けますよね?
ですが、大丈夫です。
あなたはショックを受ける必要なんてないんです。
このようなセリフを吐いてしまう人が、信じていたのは「あなた自身」ではなくて、
「良い結果」の方ですから。
部下自身のことを信じていたら、どんな結果なったとしても
「君を信じていたのに…」みたいなセリフなんて出てくるわけなんてありません。
しかも、そんな残念な人たちの「期待」の正体は、「こういう結果にしてくれるだろう」という自分勝手な "希望"、言ってしまえば "下心" です 。
そしてタチが悪いことに正体が "下心" なので、上回ることが当然・最低条件、下回れば落胆・怒りに変わります。
こんなものを勝手に乗せてくるわけですから、乗せられた方は重荷・プレッシャーにも感じてしまいます。
ですが、大事なことなのでもう一度言います。
「期待」は、相手が "勝手に" 乗せてきているもの。
だから何度でも言います。あなたが気にすることなんてないですよ。
そんな人にがっかりされたって何の問題もありません。
自分が自分自身にがっかりしなきゃいいんですよ。
結果を "期待する" のではなくて…
最後にもう一つ大事なことを知っておかなければいけません。
それは『部下や子供を "期待" で潰してしまわないこと』。
この「期待」という言葉。
最初の方にも書きましたが、「あなたのことを評価しているよ」という意味もありますが、一方的に希望(下心)を押しつけてしまう反面があります。
つまり、"無意識のうちに" 上司や親の立場なら部下や子供に背負わさなくてもいい荷物を背負わせてしまうことがあるということです。
もちろん誰だって部下や子供に余計な荷物を背負わせたくありません。
誰だって部下や子供を潰したくないはずです。
では、そうしないためにはどうすればいいのでしょうか?
それは、上司や親は結果に期待するのではなく、その人の "成長を期待する" のです。この経験を通じて "成長してくれることを信じる" のです。
これは子供・部下を育てる上で重要なことです。
人間は結果のことばかり気を取られてしまうと、どうしても負の感情が湧いてしまうの。
それに結果は、そもそもコントロールできないもの。
偶然に条件が重なり良い結果になることもあれば、本人の努力と関係なく悪い結果になってしまう、そんな経験がみなさんにもあるはずです。
そんなコントロールしづらい「結果」に期待するのは、部下や子供の負担になるだけですよ。
それに様々な結果を経験した人こそ、良い人材になっているのは確実です。
だからこそ、繰り返しになりますが、経験を通じて成長してくれることを信じましょう。
その成長を信じた先には、きっと期待ではなく、自分の想像を超えた人材になってくれているはずですから。
関連記事の紹介
子供・部下を育て方で重要なのは、"期待をかけすぎないこと" 。
そしてもう一つは "褒め方" 。こちらの記事を読んでいただければ、褒めるポイントがばっちしわかるはずです。