読んで欲しい人
- "住めば都" を良いことだけだと思っている人
- 人間関係に悩んでいる人
「住めば都」 は、良いことばかりじゃない
みなさん、「住めば都」ということわざを知っているでしょうか?
意味としては、
どんな所でも、住んでしまえば居心地よく思われてくるということ。
と、一見いい意味のように思えます。
ですが、ぼくらの中には「住めば都」が悪い方向に出てしまっている人がいるんです。
これから、悪い方向にでしまっている人達について、話を進めていきたいと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願いします。
現在の『環境』= "人間関係"
「住めば都」のことわざの中で、『都』というは、"過ごす環境" のことを指しますが、
実は、現在の "過ごす環境" には "人間関係" も含まれているんです。
環境=人間関係といっても過言ではありません。
つまり "「住めば都」が悪い方向に出てしまう" というのは、"一定の人間関係に依存してしまう" ということです。
人間関係を作ることは、もちろん悪いことではありません。
ですが、
「嫌われてはいけない」
「何とかここに自分の居場所を作らなくちゃ」
と、自分をその人間関係に最適化しなきゃと思い込みしすぎる人もいます。
このように自分を押し殺してまでいなきゃいけない人間関係は、"毒" となります。
本当に気をつけないといけないことです。
「住めば都」ということわざがあるように、人間は自分を消耗しつつも人間関係に最適化することができてしまうんです(悪い意味で)。
そして毒に侵されて "自分を消耗" してしまいます。
ぼく自身も過去に会社の上司と深い、深い溝があり、なんとか「上司との溝を埋めなくちゃ」と思い込んでいました。
そして上司の求める姿・型に当てはまろうと自分を押し殺していました。
ですが、上司との溝を埋めようとした先には、自分の消耗しかありませんでした。
ですから「環境が合わないな」と感じたら、それは周りと歯車が少し噛み合っていないだけ。他の環境に行けば、噛み合う時だってあります。無理矢理、その環境に合わせようと、自分の歯車の歯車を削ってしまうから、"自分を消耗" してしまうんです
だからもう一度、人間関係を見つめ直してみませんか?
あなたらしくいられる場所は、他にもあるはずです。
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「価値観のズレ」に苦しんでいる人のために、こちらの記事も書いてます。ぜひ読んでみて下さい。
一つの人間関係だと"蛙" になるかも‥
もしかしたら「住めば都」でいたら、 "蛙" になってしまうかも知れません。
つまり、一つの人間関係でいたら『井の中の蛙 大海を知らず』の "蛙" になってしまうかも知れないということです。
一つの人間関係だと、その中の情報・データしかないので、そこが基準となります。
ですが、その基準がもっと大きな枠になると、どの程度なのかわかりません。
これが "蛙" になってしまう要因です。
例えば、学校内の成績は上位でも、塾に行けばそうでもないということもあります。
このように学校内のデータだけでは、努力する量を間違ってしまう可能性が出てきてしまいます。
これが "蛙" になってしまうということです。
例え話は学校なのですが、これは大人・ビジネスの世界でも起こりうることなので気をつけないといけないところです。
そしてさらに、一つの情報・データしか知らないままだと、『井の中の蛙』は、『茹でガエル』になってしまうんです。
この『茹でガエル』は、「茹でガエル理論」の『茹でガエル』です。
カエルは、いきなり熱湯に入れると驚いて飛び出します。しかし、徐々に常温から温度を上げていくと、飛び出さずに茹でられて死んでしまうそうです。
むごい。
この話に倣って、時代やビジネスの変化に気づかずにいると、取り返しのつかない事態に陥っているというのが、「茹でガエル理論」です。
「井の中の蛙」といい、「茹でガエル」といい、カエルの扱いが‥。
この『茹でガエル』ですが、変化の激しい現在において、とても他人事ではありません。変化の流れに気づかず、遅れてしまい、撤退に追いやられてしまう企業もあるわけですから。
「住めば都」でいたら、「井の中の蛙」になり、そして「茹でガエル」なってしまっていることだってあり得ます。
"複数の人間関係を持つこと" が重要
いつもの人間関係は、多少の不満があるけれど、安心な場所であることは間違いありません。
しかし、安心な場所なのですが、先ほどお話した "茹でガエル" になってしまうかも知れません。
では、どうすれば、 "茹でガエル" になってしまうことを避けられるでしょうか?
それは、"複数の人間関係・場" を持つことです。
言ってしまえば、他のコミュニティを覗く機会を作るということです。
先ほど、例えで「学校の成績」を出しましたが、これも同じです。
「塾」という『場』があったからこそ、 "茹でガエル" にならずに済んだわけです。
ぼく自身も上司との人間関係で自分を消耗していた時も、"自分らしくいられる" 人間関係・場があったからこそ、自分自身を保つことができました。
本当に支えられました。
と、他にも
- "自分らしくいられる" 家族や友人などの人間関係。
- "自分の人生の横幅を広げるため" の自分と違った価値観を持つ人達との人間関係。
- "自分を成長させるため" のレベルの高い目標持った人達との人間関係。
など、複数の人間関係・場があることは、メリットが大きいんです。
逆にいえば、一つの人間関係・場しかなければ、最悪、逃げ場がないことだってあります。
なので、"住めば都" になって、自分を1つの人間関係に最適化しすぎないでくださいね。
あなたならきっと大丈夫です。
応援しています。