読んで欲しい人
- 会議を効率的に進めたい人
- 会議が上手い人の特徴を知りたい人
効率的な会議がいい
『会議』。
どんな企業にも欠かすことはできません。
ここに差はありませんが、会議の "質" とでもいいましょうか、
会議が上手い・下手の差は明確にあり、これが "企業の差" となります。
上手い会議では、物事が進みますが、
下手な会議では、参加している人々の時間とエネルギーを無駄にすることになります。
では、この上手い・下手の違いはどこにあるのでしょうか。
ぼくは、会議を回している人、いわゆるファシリテーターによると思います。
そして上手いファシリテーターは、"エアコンのような人" なのです。
「今まで当たり前のことしか言っていなかったのに、急に訳わからないことを言い出しやがった」と思う気持ちもわかりますが、もう少しお付き合いください。
この "エアコンのような人" についてこれから具体的に説明していきます。
必ずあなたの役に立ちますので、お付き合いの程、よろしくお願いいたします。
エアコンのような人とは?
なぜ、ぼくが会議が上手い人のことを "エアコンのような人" と表現するのか。
それは、"その場の空気を察知して変えることができる" からです。
かっこよく言えば、"会議の空気をデザインできる" ということです。
では、"エアコンのような人" が、どんな人かというと、
まず会議のスタート時に
「何を決定するのか?」
「どこまで決めるとゴールなのか?」
などをしっかり皆と目的を共有し、"空気を温めます" 。
また参加者同士が白熱しすぎると、
「ここで一旦整理しましょうか」などと言って、
"空気を落ちつかせます" 。
そして意見が言い出しきれていない人がいれば、
「〇〇さん、どうですか?」と "空気を送ってあげる" 。
また会議の進行が滞ってしまう要因として、
『頭のギャップ』と『心のギャップ』があります。
『頭のギャップ』=「理解できない」→情報量の違い。
『心のギャップ』=「共感できない」→意識・目的のズレ。
です。
これらは根回しで事前に埋めることもできます。
エアコンのような人は、これらのことを知っているので、
会議スタート前から "暖機運転も行っている" というわけです。
と、このように空間をデザインできる人です。
まるで "エアコンのような人" ではないでしょうか。
エアコンのような人=会議の目的を忘れない人
エアコンのような人の本質は、
"会議の目的を忘れていない" ということです。
ここで確認しておきたいのですが
会議の目的は、『アイデアを "混ぜること" 。そして "決めること" 』 です。
決して 「集まること」が目的ではありませんし、役職の高い人のアイデアをそのまま採用・承認するだけなら、メールなどで十分ですよね。
会議の目的で『 "決めること" 』の重要性は、わざわざ言うまでもありませんが、『アイデアを "混ぜること" 』も重要です。
この『アイデアを "混ぜること" 』を意識していなければ、
誰か(特に役職が高い人)からアイデアが出た場合、ついついそれが正解のように話が進んでしまうことがあります。
ですが、この『アイデアを "混ぜること" 』を意識しておけば、
誰かからアイデアが出ても、それを正解と決めつけず、
「他に "別解" はありませんかね?」
というスタンスで "アイデア出し" をさらに促すことができます。
これって意外と気付きにくいですが、大切なことです。
そもそも「アイデアを出す」という段階で正解・不正解もありませんからね。
この『アイデアを混ぜて、決めること』を頭の片隅においているからこそ、「誰かをコントロールする」のではなく、 "空気の流れ" を大切にします。
だからこそ、"エアコンのような役割" を担うわけです。
この "空気の流れ" を大切にすれば、必ず実りある会議になるはずです。
"エアコンのような人" になれるようにお互いに頑張っていきましょう。
あなたならきっと大丈夫です。
参考書籍の紹介
こちらは、ぼくのオススメ書籍です。
今の会議のやり方の見直し、できることから取り入れてみてはどうでしょうか?
簡潔な文ですぐに実行できるように書かれていますよ。
ぜひ参考にどうぞ。
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