えむおの人生アップデートブログ

会社に居場所はありませんでした。頭の中に答えもありませんでした。だから行動するしかありませんでした。その中で得られた知識・考え方をあなたに提供し、アップデートさせます。

 本サイトはプロモーションが含まれています

MENU

【人材育成】できる人は『出る杭は歓迎する』

 本ページはプロモーションが含まれています

f:id:emuo-upd:20211016090725j:plain

記事を読んで欲しい人

  • 人材育成に悩んでいる人
  • 人材育成の考え方を知りたい人

人を育てるのは、"人"

『人材育成』は、この変化の激しい時代において企業が生き残るためにやり遂げなければならないミッションです。なのでどの企業も力を入れていることだと思います。

しかし、どんだけ企業がPRしようが、実際のところ "人を育てるのは人" ですよね。

 

通常の仕事と並行して人材育成することは大変な事です。

さらに人材育成は、正解がなく、一筋縄でいかないですよね。

ぼく自身も人材育成していく中で、試行錯誤を繰り返しています。

 

なので今回は、ぼく自身が参考にしている考え方を紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

「出る杭は打たれる」は "もう古い"

「出る杭は打たれる」という言葉がありますよね?

「能力を発揮して目立っていると、嫉妬され、邪魔などをされる」という意味です。

しかしながら、この「出る杭は打たれる」は、もう古いんです。

いまだにこんなことをしている上司は、ダメな上司です。

 

今の時代は『出る杭は歓迎する』です。

「出る杭、つまり部下が育っていくことは、歓迎する。だからどんどん育ってくれ」という意味です。

これが "できる上司のスタンダード" です。

 

これって、人材育成の根本的な考えのはずです。当たり前のことです。

育ってる最中の部下を、"打ちつける" って、今思えば、変なことなんです。

過去には、打ちつけていた時代があったのかも知れませんが、もう今の時代、合っていません。

それに今の時代、打ち付けてしまうと、"もう伸びてこない" 、最悪の場合、"いなくなってる" ということもありえます。当たり前ですよね。

 それに、打ちつける人種って決まっていますよね‥。

 関連記事の紹介

"過去にこだわって前に進もうとしない人たち" についても書いています。よかったら読んでみてください。

emuo-upd.hatenablog.jp

そして部下を抱えている上司は、"出る杭が打たれようとしたら守ってあげる、フォローしてあげる" という心構えを持っていて欲しいものです。

仕事は "上司の器以上" に大きくならない

今回、『出る杭は歓迎する』という言葉を紹介した理由は、他にもあります。

それは、「仕事は "上司の器以上" に大きくならないから」です。

 

上司が仕事をこなすと、もちろん今までやってきた仕事ですし、経験がありますから処理スピードも早いです。

ですが、仕事の幅は広がらないんです。

体力も時間も有限なので、一人で処理できる量なんて限られています。

なので仕事の幅を広げようと思うと、部下にある程度任せるしかありません。

そして "部下に任せる" ということは、フォローが必要となります。

だから "上司の器" なんです。

 

その一方、ダメな上司は、いつまでも "部下でもできる仕事" をしている上司だと思います。

上司が "部下でもできる仕事" をしていると、部下に仕事はありません。

仕事がない部下は「何をしたらいいですか?」と聞いても、上司は「そのくらい自分で考えろ。やるべきことを考えるのも仕事のうち」などと言い、上司自身は "部下でもできる仕事" を抱えて「忙しいわぁ。あいつが使えないから。」とぼやく。

 

ぼく自身、こういう状態になっているチームを見たことがあるんですが、本当に負のループです。

ぼくは、"使えないのは仕事を振ることができない上司の方" だと思います。

上司の器が大きくならない限り、部下自身も大きくなりません。

 

だからぼくは、『レベルが高い仕事は、上司が担当し、"今後の発展のために" 、そこからレベルが下がった仕事は、部下に担当させて、"育成のために" 』という感じで振るようにしています。

"育てる" = "機会を与えてみる"

"部下の育成のために仕事を振ってみる" と言いましたが、「とりあえず、やってみ」と部下に仕事を任せてみると、"自分で何とかしようとする人" もいますし、"どうにもできない人" もいます。結果は、人それぞれなんです。

 

つまり、何が言いたいのかといいますと、"育つ人は、機会を与えれば勝手に育つ" ということです。

どんなに上司側が育てようと思っても、部下自身が成長しようと思わない限り、育てることはできないんです。もちろん仕事の内容との相性もありますしね。

なのでぼくは、"育てる"= "機会を与えてみる" が一番だと思うんです。

レールではなく、"ガードレール" を設置する。

先ほど、"機会を与えてみることが一番" だと言いました。

そこで大事なのは、『レールではなく、ガードレールを設置する』ということです。 

レールというのは、もちろん電車のレールのことです。つまり「あれをこうやって、ああなるから‥」と指示を出しすぎることの例えです。

 初めての仕事の場合は、レールが必要ですけどね。

レールを敷いてしまうと、マニュアル通りしか対応できない、指示待ちの人が出来上がってしまうことがあるんですね。

 

ぼくは設計の仕事をやっているのですが、マニュアル・ルールがあるので類似品の対応はできるのですが、完全新規のアイテムになると「次はどうすれば?」と全然進まない人もいます。

伝えるのが難しいのですが、"マニュアル・ルールありきでこなしていて、「なぜそのマニュアル・ルールができたのか?」を理解していない" という感じです。

 

だから、「これとあれは、やってはいけないけど、それ以外はいいから、とりあえずやってみ」とガードレールだけを設置するんです。そしてフォローしていく。

 

実際やってみると、"わかっているようでわかっていないところが見つかるもんです。

本人も気付けるし、上司側もどこまで理解しているかがわかるので、ぼくは、この方法の方が "力をつけてくれる" と思うんです。

 

今回、生意気に記事を書いていますが、ぼく自身も悩むことも多いです。

本当に難しいものです。ですがお互いに頑張りましょうね。

最後に人材育成についての名言を紹介して終わりたいと思います。

人材を育てるのは、最初の火をつけて薪をくべるだけ。

炎になるかは、本人次第。 作者不明

f:id:emuo-upd:20211011205509j:plain