読んで欲しい人
- 準備することが苦手な人
- 何を準備すればいいか迷ってしまう人
- 準備するコツがしたい人
- 後輩・子供にどうアドバイスしていいかわからない人
準備ができる人はコツを知っている
みなさんは「準備・用意」は得意ですか?
場面としては、仕事でのプレゼンなどが多いと思います。
「準備ができている」と思っていても、
いざ本番になってから、足りないものが見つかったりする。
「何をやっているんだ」と冷ややかな視線・雰囲気、
そして「もっとうまくできたはずなのに…」と自分を責めてしまう。
という経験は、少なからず誰にでもあるものです。
『場数を踏めば、次第に準備・用意すべきものが分かってくる』
確かにこの通りなのですが、
「もう少し具体的なアドバイスが欲しい」というのも正直なところですよね。
実は『準備・用意する際に考えるべきコツ 』ってあるんです。
ということで今回は、その考え方のコツについてです。
ぼく自身、この考え方のコツを大切にしていて、ずっと通用するものだと思っています。
もしかしたら、準備を "そつなくこなしている" あの人もこのコツを知っているかもしれませんよ。
"言い訳" をつぶす
準備・用意する際に考えるべきコツ。
それは元プロ野球選手で数々の輝かしい記録を打ち立てたイチロー選手の言葉なんです。
"準備" というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、そのために考え得るすべてのことをこなしていく、ということですね。 イチロー
『事前に言い訳となりそうなことを潰す』
準備の本質は、まさにこれ。
イチロー選手は、試合終了後から次の試合まで、
「これをしなかったから、打てなかった」
「あれができていなかったから、動けなかった」
という言い訳が出ないように入念に潰していたんだと思います。
だから、ルーティンを大切にしていたのかも知れませんね。
この考え方がめちゃくちゃ大事で、ぼく達のような一般人でも使えるんです。
大抵の場合、準備をする時に
「物は全て揃っているだろうか?」
「不備はないだろうか?」
と考えますが、これでは "本番の前のこと" までしか頭が回っていません。
だから、本番になってから初めて準備不足に気づくことになるのです。
一方、『言い訳になりそうなことは、何だろうか?』と考えれば、
本番中まで想定します。
だからいろんなことまで頭が回り、準備の質が上がるわけです。
ここで少し考えてみて欲しいのですが、
そもそも「物を準備する」のは、『用意していませんでした』という言い訳を潰すことになっていませんか?
本番前に「マイクテストを行う」のは、『チェックしていませんでした』という言い訳を潰すためになりませんか?
事前に「プレゼンの練習を重ねる」のは、『慣れていませんでした』という言い訳を潰すこと繋がっていませんか?
ぼく達の準備と言われている行動は、実は "知らないうちに" 言い訳を潰すことになっているんです。
ただただ今まで、"意識をしていなかっただけ" なんです。
なので意識をすれば "準備の質が高まる" のは、間違いありません。
さらに便利なのが、"準備のアドバイスとしても使える" ということです。
「ちゃんと準備できているだろうか」
と迷っている後輩や子供に
『言い訳を潰すようにすればいいんだよ』と言ってあげればいいんです。
「場数を積めば慣れてくる」というアドバイスよりも
後輩や子供は具体的に行動できるようになるはずです。
準備から "差がつく"
たかが準備、されど準備です。
準備ができる人は、「まだ準備だから‥」と気を抜くのではなく、
準備から "本気" で取り組んでいます。
つまり、準備の段階で "差がついてしまう" ということです。。
けど準備の差は、ほんの少しの努力・意識の違いだけ、
『事前に言い訳になりそうなことを潰す』
これだけです。必ず埋められますよ。
せっかく良いプレゼンを用意をしているんですから、
準備不足なんかで、もったいないことにならないようにしましょう。
お互いに。