- 記事を読んで欲しい人
- ポジティブ・ネガティブは、性格の問題?
- 人間の本質は元々ネガティブ
- ネガティブは、悪いことでもない
- "ポジティブ" とは 、"次に活かせるように考えること"
- 自分を傷つけないことが、まず 『ポジティブ』
- 人は、自分のダメな部分を見つめすぎる
記事を読んで欲しい人
- ネガティブ思考を変えたい人
- ポジティブ思考に変わりたい人
ポジティブ・ネガティブは、性格の問題?
結構いろんなメディアでも "ポジティブな人" や "ネガティブな性格" などの言葉を見かけませんか?
この記事を読んでくれてる人の中には、ポジティブ診断、ポジティブチェックテストみたいなものをやったことがある人もいるかもしれませんね。
一見すると「ポジティブ・ネガティブって個人の性格なんだろうな」と思ってしまいます。
しかしこの考えは少し違っていて、『ポジティブ思考は会得するもの、ネガティブ思考は人間の性質』と、ぼくは考えているんです。
ということで、今回のテーマは「ポジティブ・ネガティブ」についてです。
誰もが一度は考えたことがある、そして悩んだことがあると思います。
ぼくは、どちらが良くて、悪いものという訳ではなくて、"バランスがとることが大切" だと思っています。
そしてちょっとポジティブ・ネガティブについて整理してみると、そのバランスが取りやすくなると思っているんです。
そこでこれから、みなさんと一緒に整理していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
人間の本質は元々ネガティブ
いきなりですが、そもそも "人間の本質は元々ネガティブ" らしいのです。
その理由は、ほんとの大昔、原始時代で狩りで生活をしていた時代にまで遡ります。
"森の中で狩りをしている場面" を思い浮かべて下さい。
その時に突然、森の奥の方から「ガサッ、ガサッ」と物音がしたら
「なんの音だ??」と "不安" になり警戒しますよね?
これは「もしかしたら、危険な動物かもしれない!」と直感が働いているからなんです。
この直感があることで、一旦行動をやめて、状況を確認し、危険を回避してきたらしいのです。こうして生き延びてきて人類は、現代に至るわけです。
この時代は『判断ミス = 死』と取り返しのつかないことになってしまうので、
「行動して何かを得るよりも、命を失わない方を優先させた」ということですね。
この「何かを得るよりも、失わない方を優先する」という本質が、
現在の私たちの頭の中にも残っていて、その影響が強く出てしまう人達が、不安になりすぎたり、行動に移せなかったりするのです。
ネガティブは、悪いことでもない
しかし、ネガティブも悪いことばかりではありません
先ほどの狩りの話でいうと、ネガティブだからこそ、"不安" に思うからこそ、『冷静な判断ができた』とも言えるわけです。
まず "命があることが最重要" ですから。
この命が確保されてから、もう少し獲物をとりたいと思うようになり、
道具の発明、さらには技術の発展までさせてきたわけです。これが『進化』というやつです。
つまり『進化』とは、発明によって、"ネガティブ・不安な要素をできるだけ小さくさせようとしてきたこと" と言えます。
そしてネガティブ・不安な要素が小さくなって行動の幅が広がっていくことを "ポジティブ" というんだと思います。
"ポジティブ" とは 、"次に活かせるように考えること"
わかるような、わからないような話になってきていると思うので、もう少し "ポジティブ" について整理したいと思います。
先ほど『ポジティブ" は、"ネガティブ・不安な要素が小さくなって行動の幅が広がっていくこと"』と言いましたが、もう少し分解してみますと、
『 "ポジティブ" とは、不安や失敗、ネガティブなことを冷静に受け止めて、"次に活かせるように考えること" 』だということです。
"ポジティブ" は、「前をむくこと」のイメージがありますが、決して不安や失敗、ネガティブなことを "気にしない" ということではありません。
"気にしない" と考えが甘かったり、同じ失敗を繰り返してしまったり、過信を生んでしまう一面もあるからです。
やはりこれでは、行動の幅は広がっていきにくいと思うのです。次に活かせるようになれば、もっと大きく行動が広がるはずです。
それにネガティブなことに向き合うのは、ネガティブではありません。
ネガティブに向き合うことは、もはや "ポジティブ" とです。
そこから自分の行動の幅が広がっていくのですから。
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"短所" を活かせる考え方を紹介しています。ぜひ読んで下さい。
自分を傷つけないことが、まず 『ポジティブ』
「ネガティブはダメだ!ポジティブに考えなきゃ!」と無理矢理ポジティブシンキングになろうとするのは、自分を辛くするだけです。
ここで覚えていて欲しいのが、
『自分を傷つけないことが、まずポジティブの始まり』
ということです。
この記事でも "ポジティブは会得するもの" と書いているように、ゆっくりと前向きな考えに触れていって身体に染み込ましていって下さい。"パッと" 身に付くようなものじゃないですから。
10回中1回でも、ちらっと頭に浮かべばOK。
そして自分を傷付けないためには、
"気持ちはコントロールするモノではなく、まず理解するべきもの"
と、考えて下さい。
例えば、
「失敗したなぁ」
「これ向いていないかも」
と思うこともあるでしょう。これは正直な気持ちなのでせずに、否定しないで下さい。
ただ理解するだけです。
そして、その後に
「同じ状況の友人にだったら、どんなアドバイスを送るだろう?」と考えて
それを自分にアドバイスを送ってあげて下さい。
そしたら
『これで人生が終わるわけじゃないよ』
『今までやってきたことは経験として残るから、無駄じゃないよ』
と思い浮かぶはずです。
このように考えれば、深く自分を傷つけずにすみますから。
人は、自分のダメな部分を見つめすぎる
ぼくは設計の仕事をしているので、新しい設計方法・アイデアなどで勝負しないといけないことがあります。しかし、他の方の設計を採用されることも、もちろんあります。
でもその時に採用されなかったからといって、そこで立ち止まってしまっては何も始まりません。
だからその時は、採用された設計・アイデアを盛り上げるという役割に徹します。
「今回は、こういう役割だった」と思っているんです。
こういう役割だって重要な役割です。
普段ポジティブな考えを持っている人は、このような "頭の中でのやりとり" が早い、もしくは "省略している" のだと思います。だからぼくたちには、ネガティブな部分が見えてないだけです。
ぼくも最初からこんな考えを持っていたわけではありません。人間関係で悩んでいたこそ、成果を出さなきゃと思っていた時もあります。しかし、思ったほど成果も出せないので、自分のダメな部分しか見えてこず、 ”自己嫌悪" になっていました。
暗黒時代。辛すぎて涙が出たこともあります。
この頃は "意識他界系"でした。
しかし、ブログで紹介しているような考えに触れるうちに、物事を前向きに捉えれるようになって、人生が変っていったんです。つまり、ポジティブは後から身につけられるんです。これはぼくが保証します。
今のあなたは、自分のダメだった部分を見つめすぎたり、数えすぎたりしているだけだと思いますよ。
きっと大丈夫です。応援してます。
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『絶対悲観主義』という言葉を知っていますか?
表現するとすればネガティブな方向につまみを回し切った考え方。
一つの考え方として知っておくのはどうですか?
面白いです。