- 記事を読んで欲しい人
- 人は、つい "比べてしまう癖" を持っている。
- 比べてしまうというのはどういうことか?
- 「ウサギとカメ」の童話でも・・・
- 本当に比較すべきは相手は・・・
- 競争社会ではあるけれど・・
- 目の前のライバルに勝つ前に『自分に勝て!』
記事を読んで欲しい人
- 人と自分を比べてしまう
- 自分が劣っていると感じてしまう
- 競争社会だから仕方ないと思ってる人
人は、つい "比べてしまう癖" を持っている。
「人を羨ましく思い、何だか自分が惨めに感じてしまう」という経験は誰でもあるのではないでしょうか?
例えば、
学校でも「あの子、勉強できていいなぁ」とか
会社でも「あの人の資料作り上手いよなぁ」とか。
また逆に
「あの人より自分の方がいい家に住んでる」
「俺の方がフォロワーが多い」
というような "自分の方が優れている" という優越感を得るための比較もあります。
人は元々、比較してしまう癖を持っていて、誰でも一喜一憂することはあります。
社会で生きている以上、SNSも発展し広まってきている以上、仕方ないことでもあります。
"人と比較してしまうこと"は、決して悪いことばかりでありません。"人と自分を比べる" ことで、「頑張ろう!」というエネルギーに変えることができる人もいます。
ですが、"人と比較してしまうこと" で前へ進めなくなる人もいます。
今回は、そんな人たちのためのお話しです。少しでもモヤモヤが晴れればと思っていますので、お付き合いの方、よろしくお願います。
比べてしまうというのはどういうことか?
まず人と比べて自分が惨めだと思ってしまう人ですが、
無意識のうちに「相手の強み」と「自分の弱み」を比較してしまっているんです。
つまり「他人の価値のモノサシ」で「自分の価値」を測っているということ。
だから自分のことを惨めだと思い、苦しなってしまうわけです。
これが「自己否定」に繋がるんだと思います。
次に "自分の方が優れている" と思ってしまう人ですが、これは先ほどと逆で
「自分の価値のモノサシ」で「他人の価値」を測っている
ということです。
ですが、世界を見渡せば上には上がいるわけです。
自分より劣っている人を見つけて、自分を満たす。これは『自己満足』でしかないわけです。そこからは何も生まれません。
このことについて、詩人・書家である相田みつをさんが名言を残されているので紹介します。
『他人のものさし 自分のものさし それぞれ寸法がちがうんだな』〜相田みつを〜
ぼくも本当にこの通りだと思います。
結局のところ、他人の物差しで、正しく自分を測ることはできないし、自分の物差しで正しく他人を測ることもできません。
これだけは、忘れないで下さいね。
「ウサギとカメ」の童話でも・・・
童話の "ウサギとカメ" を知っていると思うのですが
ウサギは、カメと比較して足が速いと知っていて昼寝をしました。
これは自己満足からくる過信、油断ですね。だから負けてしまったのです。
ここで、もしカメがウサギと比較して自分が足が遅いことを重要視してしまったら
ゴールに辿りつけていたでしょうか?
いいえ、多分、スタートすらしていません。
このように他人と比較しても、ゴールにはたどり着けないんです。
そして本当に比較すべきは、他にいるんです。
本当に比較すべきは相手は・・・
比較すべき本当の相手は、『昨日までの自分』です。
誰かより”劣っている”、”勝っている”で判断するのではなくて、
”昨日までの自分と比べてどうだったか?”
”今の自分で満足してる?”
という基準で判断すべきなんです。
それは、 "人はどう頑張っても自分以外になることはできない" からです。
だったら『自分が満足できる自分』を目指した方がいいですよね。
競争社会ではあるけれど・・
テストの順位、営業成績、スポーツなどの記録。
「じゃあ何でこんなもんあるんだよ!」
「こんなもん比べるしかないじゃねーか!!」
と思われるかも知れません。
けど、ぼくはこのような順位を「今の自分のポジションを確かめるためのもの」
と捉えるべきだと思います。人と比較する必要はありません。
「今までの自分の頑張りが全体のどのくらいなのだろう?」と確認するだけです。
そしてもっと上を目指したいのなら、昨日までの自分より工夫したり、成績の上の人を参考したらいいわけです。
目の前のライバルに勝つ前に『自分に勝て!』
ぼくは、順位が出ることは悪いことじゃないと思っています。
だって「ライバルに勝ちたい!」っていう気持ちはモチベーションになるからです。
ですが、ここで忘れてはいけないのが
”まず勝たなければいけないのは昨日の自分” だということです。
"昨日の自分に勝ち続けた人" が、結果的にライバルに勝ったり、ドラマが生まれたりするのです。
だから今すぐ他人との比較をやめましょう。
本当のライバルは『昨日までの自分』です。
昨日までの自分に勝って『史上最高の自分』を作っていきましょう。
そして最後にマイクロソフト社創業者であるビル・ゲイツさんの名言を紹介します。
『自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ』〜ビル・ゲイツ〜
あなたなら大丈夫。応援しています。