- 記事を読んでほしい人
- 普通は、「結果が悪かった」=「失敗」
- 成果を出す人は、結果が悪くても "成功"
- なぜ "結果がよくないこと" を怖がってしまうのか
- データをとることでわかるもの
- 結果がいいと予測がつくのなら‥
- 励すことにも使って欲しい
- "失敗しなかった" が価値じゃない
記事を読んでほしい人
- 失敗を怖がっている人
- "結果が良いこと" が成功だと思っている人
- 成果を出す人の判断基準を知りたい人
普通は、「結果が悪かった」=「失敗」
突然ですが、"成功した" って聞くと「結果が良かった」「数字的に良かった」というイメージがありませんか?
逆に "失敗した" て聞くと、「結果がダメだった」「予想より下だった」というイメージじゃないですか?
ぼくも仕事で試作やシミュレーションを行ったりするので、
「今回は、最後までうまくいったから成功だな」
「今回は、途中で形が崩れてるから失敗だったな」
と、日々戦っていたりするわけです。
しかし、成果を出す人は、どうやら少しぼくと成功基準が違っているようなのです。
ということで今回は、『成功・失敗の捉え方』についての記事となります。
周りの人が "失敗" だと思っていても、めげずにそこから突き進む人がいますよね?
その人たちが「なんでそんなに進めるのか?」を少しづつ解説していきますのでよろしくお願いします。
成果を出す人は、結果が悪くても "成功"
成果を出す人は、結果が悪くても"成功" だと判断することがあるんです。
「どういうこと?普通は結果が悪ければ、失敗じゃないの?」と思うことでしょう。
その "成功の判断基準" としているのは、"データ" です。
次につながるようなデータ・傾向がわかったら成功なんです。
かの有名な発明王エジソンの名言にこうあります。
私は失敗したことがない。ただ一万通りのうまく行かない方法を発見しただけだ。 トーマス・エジソン
まさしくこの考えの通りなんですね。
"結果が悪かったことを失敗した" としてカウントするのではなく、"うまくいかない方法を知った" という捉え方をしているわけです。
ある意味、『消去法』のような考え方で、
"結果が上手くいかなかった" =「よし、一つ選択肢から消せたぞ」
という感覚ですね。
なぜ "結果がよくないこと" を怖がってしまうのか
そもそも、なぜ"結果がよくないこと" を怖がってしまうんでしょうか?
ぼくは、子供時代の影響があるのではないかと思っています。
子供の時、テストでも選択問題などありましたよね?
そして回答としては、正解を選ぶことにしか意味がありません。だって点数をもらえないわけですから。
だから「正解を選ばなきゃ!それ以外に意味はないんだ!」と思い込みすぎているのではないでしょうか。
実は大人になってからは、"この選択肢にどんな効果があるのかを知ること" の方が重要なんです。正解なんて誰にもわからないんで。
今後の仕事・人生の参考のために「この選択肢を選んだら、こんな結果になった。もうやめとこ。」など失敗しながら学んでいくというやつです。
関連記事の紹介
『失敗の前向きな捉え方』についても書いています。ぜひ読んで見てください。
データをとることでわかるもの
できる人たちは、なぜデータを欲しがるのでしょうか?
その理由を3つほど紹介します。
1. 隠された課題を見つけられる。
課題があるときは、対処すればいいんですが、問題なのは "まだ隠れている課題"があるときです。これを早く見つけたいんです。
だから課題を見つけたとしても成功なんです。
さらに言うと、課題は "伸び代" なんです。
この課題に取り組むことによって、成長して、次のステージへのきっかけになるかもしれないからと考えるんです。
「才能」とかの話の前に "ちょっとした意識の差" ですね。
2. 比較対象ができる。
データが集まってくると、比較することができるようになります。
比較できるようになると、
- 予測の精度が上がる。
- 撤退するラインの見極めができる。
これらがわかるようになるだけで、戦略を立てやすくなりますし、さらに何をするにしても "根拠" が強くなります。
根拠がなければ、"勘"と"度胸" しかないですからね。
3. 計画のずれを早く見つけられる。
これは先程の2つを組み合わせて、課題と比較対象がわかれば、
全体の計画を修正することも可能で早く対応することもできます。
結果がいいと予測がつくのなら‥
データが集まってくると、中には "こうすれば結果がいいが出るだろう" という予測がつく仕事も出てきます。これはデータの信頼度が再確認されるだけで、得られるものは少ないんです。
少し嫌な書き方になっていますけど、これも大事なことです。
そういう仕事にも有効な使い方があるんです。
それは "人材育成のために使う" ということです。
過去のデータをうまく使う方法を知れば、自力で何とかなるかもしれないし、こちら側もデータがあるのでサポートもしやすい。そして結果がよければ、自信にもなる。
このような使い方をしてみるのもいいと思います。
励すことにも使って欲しい
失敗して気持ちが凹んでいる友人がいたら、
「失敗なんて気にしなくてもいいよ」
「誰だってあるんだから」 と声をかけたりすると思いますが
そこでもう一言、
「この方法ではよくないってことがわかったから、少なくとも昨日よりは前に進んだってことだよ」と、新しい捉え方を教えてあげるのもいいと思います。
きっと励まされるはずです。
"失敗しなかった" が価値じゃない
世間では、"失敗しなかったこと" が評価されているような風潮があります。
しかし、成果を出す人たちにとっては、『データを持っている人が価値がある』と考えているようです。
それは、いずれ決断を下さないといけない場面が来るからです。
情報・条件が100%わかっているのなら誰だっていい結果を残せますし、撤退ラインが分かれば、損失も最小で済みますが、しかしそんなんことは現実世界ではありえないないんです。情報・条件が50%ぐらいしかわからない時だってある。
だからこそ、普段からその数字をあげれる何かを見つけたら成功なんです。
失敗しないことが、長い目で見ると "不利" になるんですね。
そして最後に
例え結果が悪くなったとしても、怖がらないでください。一つ良くない方法がわかったんですから。その時点で、昨日より今日のあなたは成長しています。
だから大丈夫です。これからも応援しています。