記事を読んでほしい人
- 物事を先延ばしにしてしまう人
- "明日から" という言葉をすぐに使ってしまう人
"明日がある" って言葉は、都合がいい。
"明日がある"
っていう言葉は、良いイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?
不安や焦りを感じているときに
「大丈夫。明日がある」
などと言えば、希望を含んでいるイメージになりますよね。
このように "明日がある" っていう言葉は、自分を鼓舞したり、励ますことができたりするのですが、その反面、都合よく使えてしまうこともあるんです。
「明日から本を読もう」
「明日から勉強を始めよう」
「ダイエットは明日から」
割と有名なフレーズ。
などなど。
これらのフレーズを見たことがある、使ったことがある人もいるのではないでしょうか。
ただし、簡単に "明日がある" って言葉を使ってしまうと、
ただの先延ばしを正当化しているだけになってしまいます。
厳しいことかも知れませんが、
『どんな言葉を並べても、明日はやってきます。
しかし、明日がやってきても始める理由はやってきません。』
始める理由は、自分の内側から出すしかありません。
なので "明日がある" という言葉は、自分でしっかりと意識して使わないといけません。
その使い分けをこれから説明していきたいと思います。
"今日からスタートを切った人" だけ。
"明日がある" という言葉の使い分けですが、
『スタートを切っているかどうか』が判断基準になると思います。
何かを始めようと思った時、
"その日のうちにスタートを切った人" にとっては、『明日がある』は、
希望を含んだ言葉になって、
『明日がある』と言って、スタートを明日に設定したら、当たり前ですが「先延ばし」になってしまうということです。
厳しいことをまたまた言いますが
「今日、スタートきれなかったのに、明日はスタート切れますか?」
「今日、時間を作れなかったのに、明日は時間を作れますか?」
これらは、必ず意識しておかないといけないことです。
この意識を忘れてしまうから、『明日がある』と思ってしまって、先延ばしになってしまいます。
今日からスタートを切るためには、"自分と勝負" 。
今日からスタートを切るためには、必ず自分自身と勝負をすることになります。
それに 『"自分自身との戦い" は、短期決戦である』ということを意識しないといけません。
どうしても人間は、めんどくさそうなことからすぐに逃げ出したくなってしまいます。
1分もあれば「今日は、どうしようかなぁ」と迷いが出てきて
3分後には、「今日は、あれとこれを頑張ったし」と正当化をし始めてしまいます。
そして5分経てば「明日があるから、まぁいっか」という結論に至ってしまいます。
と、このようにすぐに短期決戦で勝負がついてしまいます。
そして当たり前なんですけど、つい忘れがちになってしまうのですが、
この「明日がある」を7回繰り返すと、『一週間』過ぎることになってしまいます。
「来週から」を4回繰り返すと『1ヶ月』過ぎていることになります。
この過ぎてしまった時間は、絶対に取り戻すことはできません。
さらにその後に待っているのは、『自己嫌悪』と『後悔』です。
こうなってしまわないためにも、"少しでもいいから手をつけてスタートを切っておくこと" 、"すぐにスタートを切るクセをつける" のが重要だと思います。
『今、この瞬間が人生の一番若いときだから』
「なぜすぐにスタートを切ることが重要なのか?」
それは先ほども似たようなことを言いましたが、
『今日という日は、二度と来ないし、取り返せないから』
そしてもう一つ、『今、この瞬間が人生の一番若いときだから』 です。
このことについては多くの偉人たちが名言を残しています。
いつかできることは、今日もできる。 モンテーニュ
今日より大切なものは存在しない。昨日には戻ることはできないし、明日にはまだ手が届かない。 ゲーテ
今日できることを明日に延ばすな。いつかという言葉で考えては失敗する。今という言葉を使って考えれば成功する。
ベンジャミン・フランクリン
これらの名言に共通することは『今日、始めてしまうこと』です。
『明日に先延ばしをしたから、成功した』という名言はありません。
なので、 "明日から頑張ればいい" と思っているのなら、間違いなく "今日から頑張った方がいい" です。
だからあなたも "明日がある" という言葉を使う時は、気をつけてください。
お互いに希望を含んだ "明日がある" を使えるように頑張りましょう。
応援してます。