読んで欲しい人
- キャリアで悩んでいる人
- 転職に興味がある人
- 転職を考えている人
ぼくは転職した
『転職』
ここ数年で、一気に身近な言葉になりましたよね。
下記の大手転職サイトの『ビズリーチ』の記事によれば、2022年平均の転職等希望者はなんと968万人もいたそうです。
2022年平均の転職等希望者数は、前年から71万人増え、968万人となりました。伸び率は約8%で、増加を続けてきた近年の中でも特に高い伸びとなっています。805万人だった2013年平均と比べると、160万人以上増えたことになります。
まぁその中の一人がぼくで、実際に転職したわけです。
ぼくの転職の内容ですが、
30代後半、同じ業界ではなく別業界へと、いわゆる "軸ずらし転職" で年収150万円アップの条件で採用して頂きました。
別業界への挑戦ということで、
「この業界に10年いたのに‥」
「自分なんて今さら‥」
「本当に自分を欲しいと思ってくれるのだろうか?」
という思いが、ぼくにも家族にもありました。
その中でむちゃくちゃ参考になったのが、
『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 著者:moto 出版: 扶桑社』です。
書籍紹介
【Amazonでの評価】星5つ中 4.2 グローバル評価 :1432件
この本の著者であるmoto氏ですが、
20歳:地方ホームセンターに就職 年収240万円
22歳:人材企業 年収330万円
23歳:リクルート 年収540万円
27歳:ITベンチャー 年収700万円+副業200万円
30歳:広告ベンチャー 年収1000万円+副業4000万円
というとんでもない経歴です。
この『転職と副業のかけ算』は、「副業の方が稼げるから本業をやめましょう」といった類の本ではなく、本業に軸を置くことを重要視しているmoto氏だからこその考え方・戦略が惜しみなく紹介している書籍です。
つまり、この職務経歴の一つ一つに "戦略" があるのです。
大手企業の内定を辞退して20歳で地方ホームセンターに就職しているのも、
『同級生より2年早く社会を経験する』という戦略があったからそうです。
さらに他にも
- ホームセンターを利用して改善ポイントが見えていた
- 商品の流れを学ぶことができる
- 地方なら慢性的な人材不足なので、早い段階で仕事を任されると推測
などなど。
「えっ?人生2週目ですか?」というレベルの具体的な考え方・戦略です。
「転職」や「副業」に興味なくても社会人なら、ぜひ一読していただきたいクオリティです。
その考え方に触れて、ぼくは自分自身の仕事に対する意識が変わり、
転職をする決意をしました。
そこで今回は、ぼく自身の転職経験を交えながら『転職と副業のかけ算』についてお話をしていきたいと思います。
ぼくの転職理由
そもそもぼくの転職に至った理由をお話します。
ぼくは、ある案件に携わり年間1千万円近くの改善ができたのです。
その後、その改善案件でプレゼン大会(参加企業100社)に出場し、
優秀賞を頂きました。
さらに翌年も別の案件でプレゼン大会に出場し、再び優秀賞を頂きました。
そして社長からは、
「前例のない結果をありがとう」という言葉を頂き、
給料・ボーナス面談では、
「前例のない上げ方はできません」という返答を頂きました。
これが理由です。まぁ後から振り返るとですけどね。
「そんなものなのかなぁ」とも思いつつ、なかなか腑に落ちませんでした。
そこでふと思い出したのは、『転職と副業のかけ算』の "転職のタイミングについて" です。
実は転職を意識する前から読んでいました。
転職は常に視野に入れておくべきですが、あえて転職すべきタイミングがあるとすれば「仕事が最高潮のタイミング」です。
採用側の視点でみると、ネガティブな理由で転職を考えて行動している人より、今まさに脂が乗っている人材のほうが、一緒に働きたいと思うはずです。今の職場で成果を出せており、なおかつ仕事が楽しいと感じられるタイミングほど、転職のベストタイミングだと思います。
『転職と副業のかけ算 年収を最大化する生き方』
今回の出来事で、
「社内評価ではなく、"自分の市場評価" を知るための良い機会かも」
「まさに今が自分自身に脂が乗っている状態だ」
と考え、転職サイトに登録したところ、年収150万円アップの良い話を頂いたのです。
転職サイトを使い倒す
あなたは転職サイトを使い倒していますか?
ぼくは、『転職と副業のかけ算』を読んで全然使い倒せていないことに気づきました。
求人を検索して情報を集めるにはコツがあります。その時の自分が興味をもった業界や、同業種の求人に絞るのではなく、「年収800万円以上の全企業」といった、今より高年収の求人を包括的に見るのです。
『転職と副業のかけ算 年収を最大化する生き方』
このように見ることで
- その年収を頂くためには、どのような課題をとかなければいけないのか?
- どの能力を身に付けないといけないのか?
という情報を得られ、今後の目標の参考にすることができます。
さらに
- 今の職場の上司達の能力なら、どんな転職先がありそうか?
という視点で見れば、今の職場のレベルを把握することができ、今後のキャリアの判断の参考にもできます。
と、このように転職を意識していなくても有益な情報を得られるわけです。
転職サイトをただ眺めているだけでは得られないことです。
さらにmoto氏は転職エージェントに「この会社を辞めた人はどんなどころに転職していますか?」を聞くことをオススメしています。
それはなぜか?
「もしこの会社に入れば、こういうスキルが身につくのか」という数年後のキャリアを描きやすくなるからだそうです。
言われなければ、なかなか気づかない部分ですよね。
もうこの時点で差がつきます。
確かに「この会社を辞めた人はどんなどころに転職していますか?」という情報は、転職サイトしか持っていません。
そして転職エージェントから、「この会社を辞めた人は、こんな企業に転職していますよ」と教えてくれることもありません。
だからこそ、取れる情報は全て自らの手で取りに行く。
この姿勢は社会人として大切な姿勢ですよね
moto氏はこのように転職サイトを使い倒し、あのとんでもない経歴を歩んだわけです。
本当に恐るべし。
自分らしく生きるために
誰もが「自分らしく生きたい」と思っているはずです。
そのヒントがこの著書の中にあります。
それが、moto氏の「自分株式会社」という考え方です。
「自分という会社を経営する目線を持て」
僕はこの考え方を「自分株式会社」と呼んでいます。
自分株式会社というのは、自分自身を会社に見立てて考える思考のことです。
僕が「株式会社moto」という会社を経営していて、売り上げは在籍している会社からの報酬と副業収入の5000万円。そこに家賃や食事代、通信費という経費がかかり、手元に残った金額が利益になる、という考え方です。
(中略)
また、「自分株式会社」という目線を持つと「あれ、なんでこんなに携帯代が高いの?」とか、「この飲み代は何かの役に立ったっけ?」というように、経費の無駄も見えてきます。
この「自分株式会社」という考え方の根本にあるのは、
『自分らしく生きるために、自分のキャリアと向き合うこと』
だと思います。
moto氏がここまで行動をするのは、moto氏自身が自分らしく生きるため。
生涯年収8億円という目標があるからです。
だからmoto氏の行動・考え方を全てを取り入れる必要はありません。
真似できそうなことを真似すればいいんです。
自分らしく生きるために自分のキャリアを見つめ直そうと思った時に
それを補助してくれるツールとして、この本を使えばいいと思います。
まだ見つめ直す時期じゃないと思っている人も、読んでみる価値はあると思います。
もし見つめ直さなきゃいけない時が来たときに、あなたの助けになってくれるはずですよ。
ぼく自身もこの本に助けれましたから。
またこの『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方』には、「転職」だけでなく、もちろん「副業」についてもmoto氏ならではの戦略・考え方が紹介されています。
転職と副業の単なる "たし算"ではなく、"かけ算" となるような練られた戦略・考え方を解説されおり、思わず「なるほど!ところで、人生何周目ですか?」と言ってしまいたくなるほどです。
だから、「あなたにオススメ、いや読まなきゃ損ですよ」と言っておきます。
今回は、『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 著者:moto 出版: 扶桑社』を紹介させていただきました。
関連記事の紹介
ぼくの勝負した自己紹介文は、こちら記事で紹介している著書を参考にしました。
より有利になるはずです。