読んで欲しい人
- 「大至急に」という言葉を多用する人に心当たりがある人
- 急かされるような言葉をよく聞く人
人を急かす言葉
「この案件は "急ぎで" 」
「資料を用意して。"大至急に" 」
などの言葉を聞くことはありませんか?
この言葉を聞いてしまうと、
「はい!わかりました!すぐに準備します!」と、
ついつい身体が反応し、急かされてしまうもの。
そして一段落したのも束の間。
「この製品の見積書を取っておいて。"なるべく早く" で」
と次の "急ぎ" が舞い込んでくる。
このような状況、経験している人も多いのではないでしょうか。
ですが、
「これが仕事。当たり前のこと」と思い込んでしまうのは、
実はもったいないことなのです。
それは「大至急に」などの人を急かす言葉を "自分の都合のいいように" 使っている人がいるからです。
そんな人たちのせいで、自分を疲弊させてしまうのはもったいないと思うのです。
ということで、今回は『「大至急に」などの人を急かす言葉を多用する人』についてお話を進めたいと思いますので、お付き合いの程、よろしくお願いいたします。
便利な言葉
では、なぜ「大至急に」などの人を急かす言葉を多用するのでしょうか?
それは、"便利な言葉" だからです。
「大至急に」などの言葉を付け加えるだけで、"都合よく" 人を動かすことができてしまいます。
特に立場が上の人が下の人に向かって。
この言葉を使われた人にとっては、ただでさえ厄介なことなのですが、
さらにマズイことがあります。
それは、「なぜ、急ぎで対応しなければいけなくなってしまったのか?」という問題をスルーしてしまっているということです。
これこそ本当に考えなきゃいけないことです。
「もともとスケジュールに無理があるのか?」
「どこかでトラブルがあったのか?」
ここをきちんと整理しない限り、今後も同じことが繰り返されてしまい、
そのしわ寄せが部下、下の立場の人に向かってしまうわけです。
そしてこういった状況を改善できるのは、"立場が上の人のみ" です。
「期限を伸ばすことはできないのか?」
「どこか妥協できるポイントはあるのか?」
なども確認すべきこともあります。
と、このように正すべきは、"上流から" です。
ただただ「大至急に!」という言葉をつけて、
下流に流してしまうような人は、信用できないと思います。
命令ではなく・・・
確かに急ぎでこなさないといけない仕事もあります。
でもだからといって、
なんでもかんでも「大至急に!」という言葉で急かしてしまえば、
下の立場の人を疲弊させてしまいます。
部下一人一人の時間、体力、集中力もチームにとって "大切な資源" です。
その資源を無駄にしないためにも
ぼくは「命令」ではなく、
「〇〇の理由だから、至急で対応してくれる?申し訳ない」
と『お願い』とした方が良いと思うのです。
だって "貴重な資源" を使わせるのですから。
逆に言えば、
至急になった理由を言えない人は、"仕事を管理する能力がない" と判断しても良いと思います。
先ほども言った、
「もともとスケジュールに無理があるのか?」
「どこかでトラブルがあったのか?」
「期限を伸ばすことはできないのか?」
「どこか妥協できるポイントはあるのか?」
などを確認していないからこそ、"理由が言えない" のかもしれません。
もしかしたら、"誰かが伝えるのを忘れていたので止まっていた" という可能性だってあります。
そのことを隠して「大至急に!」という言葉をつけているだけかも‥。
まぁどの可能性にしろ、
「大至急に!」という言葉だけを多用する人は、繰り返しになりますが信用してはいけません。
逆にもし自分が誰かに至急の案件を頼まないといけない時、
しっかりと理由を忘れないようにしましょう。
貴重な資源を無駄にしないために。
あなたならきっと大丈夫です。
応援しています。