誤魔化そうとする力
「入力ミス」
「確認ミス」
「やり忘れ」
「連絡・報告漏れ」
などなど、あなたにもミスの経験はあるものではないでしょうか。
というよりも誰にでもあると思います。
「このぐらい何とかなるかな」
「誰も気づかないだろう」
「何事もなく、過ぎるだろう」
「ちょっと誤魔化せば大丈夫」
と考えてしまうもの。
この気持ちはわかります。
何とか自分でリカバリーしようとして余計に状況が悪くなってしまう。
結局、どうしようもなくなってから上司に報告することになる。
そしてこの時に思う。
「もっと早い段階で報告してヘルプして貰えばよかった」と。
人は、どうしても「何とかなるだろう」と楽観的に考えたり、誤魔化そうとする力というものが強いです。
そこで今回はミスを楽観的に考えてしまう、誤魔化そうとする力に打ち勝つマインドセットを教えます。
これを知っておけば、必ずあなたの役に立ちますので、お付き合いのほどよろしくお願いします。
初期消火が大事
では早速、その打ち勝つマインドセットを教えます。
それは『ミスは火事と同じ。初期消火が大事』だということです。
まず火事を見つけた時、誰も見て見ぬ振しようとする人なんていませんよね?
ましてや火に箱を被せて無かったことにしようとする人もいませんよね?
当然のことです。
ですがミスの場合にはこれをしようとする人がいるんです。
ぼくもその内の一人でした。
実はミスというのは後で思わぬ被害があったりするものです。
冒頭でもありましたように「早く報告をしてヘルプをしてもらえば良かった」という状況に陥ってしまうことも少なくありません。
「後悔先に立たず」というやつです。
なので、ミスというのはきちんと対応しなければいけないものです。
だから見つけたときに即対応の "初期消火" が大事なのです。
『ミスは火事と同じ。初期消火が大事』
これを忘れないでくださいね。
ミスによって失うもの
火事では、家や家財、貴重品、思い出の品などを失う可能性があります。
ですが、ミスによっても失うものがあります。
それは『時間』と『信用』です。
ミスを見つけた時、
「見て見ぬふりをする」
「何とか誤魔化す」
どちらも嘘をつくことになります。
嘘をついても状況が好転することはありません。
むしろ悪化してしまうことの方が多いです。
悪化した状況を一人でどうしようもできなくなり、みんな助けてもらう。
つまり結果的に "みんなの時間" を奪うことになります。
さらに嘘をついたことによって、
「ミスを誤魔化すし、言い逃れをするし、時間の無駄になるから、 仕事を頼むのをやめよう」と "信用"を失います。
またわざわざ「あなたは信用をなくしましたので、これから仕事を頼むのをやめます」と正直に伝えてくれる人なんていないので、しれーっと人は離れていきます。
『時間』、『信用』はお金で買い戻すことはできません。
『信用』も取り戻すことはできるものですが、手間や時間がかかるものです。
ちょっとした楽観的な考えや誤魔化しで失うには代償が大きすぎますよね。
だからこそ、繰り返しになりますが初期消火が大事なんです。
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こちらでは "嘘のコスパ" について語っています。
『認めて謝る』こそ最重要
では、ミスに対する初期消火と何でしょうか。
それは『認めて謝る』ということです。
これができるかどうかが最大の分かれ道となります。
確かに『ミスを認めて謝る』というのは気が進まないことかもしれません。
自分の仕事に対するプライドや周りからの評価が傷つくのではないかと、心配になるかもしれません。
しかし、『ミスを認めて謝る』を別の見方をすれば、"自分の誠実さ" や "ミスから学び、改善しようとする姿勢" を表すことでもあります。
またミスがチャレンジによるものであれば、学びを見つければ良いですし、油断によるものであれば、再発防止をすれば良いのです。
なのでミスをした時には、認めて謝ることを心がけてください。
これこそミスに対する初期消火となります。
繰り返しになりますが、
『ミスは火事と同じ。初期消火が大事』
これを忘れないでいきましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。