読んでほしい人
- 最初に発言する偉さを知りたい人
- 会議などで最初に発言できない人
最初に発言する=・・・
あなたは会議などで最初に発言する人でしょうか?
というより、できますか?
おそらく大抵の人が最初に発言することに苦手意識を持っているのではないでしょうか。
「良さそうな意見がすぐに浮かばない」
「的外れなことを言ってしまうかもしれない」
と、この辺りの考えが苦手意識につながってると思います。
これは以前のぼく自身の考えだったんですけどね。
ですが、もう社会人10年目になるぼくの出した結論は、
『そんなこと気にしなくてもいい』です。
なぜこのような結論になったのかというと、
「最初に発言をする」ということを冷静に分析して他の言葉に置き換えて考えるようにしたからです。
どのように言葉を置き換えたかというと
「最初に発言をする」="叩き台を作る"
です。
そして「叩き台を作った」ということは、
『みんなが発言しやすくなるネタを提供した、環境を整えた』と言っても過言ではありません。
これって、もう感謝しかあり得なくないですか?
もっと言い換えると
最初に発言する人は、ビジネス関係でよく使われる言葉の『0→1にする人』ですよ?
『ファーストペンギン』ですよ?
ぼく自身が考えを変えれたのは、このことに気づいたからです。
だからこそ、ぼくは最初に発言される方を感謝されるべきだと思いますし、
尊敬します。
もちろんぼく自身も最初に発言する方ですが‥。頑張ります!!
ということで、これからもう少し「叩き台」について深掘りをして、
皆さんの心理的ハードルを下げたいと思います。
叩き台から "積み上げよう"
「良さそうな意見がすぐに浮かばない」
「的外れなことを言ってしまうかもしれない」
これ、冒頭にも書いていますが、
最初の発言はあくまでも "叩き台" なので、初めからクオリティを求める必要なんてありません。
ここで一度、振り返ってみてください。
最初の意見がハイクオリティで問題なく最後まで通すことができ、
そして仕事の結果として十分な成果を得られるという経験はありますでしょうか。
実際のところ "少ない" のではないしょうか。
何かしら途中で問題が発覚したり、修正することもあると思うのです。
だから、
最初の発言がクオリティが低くてもいいし、的外れなことを言ってもいいんです。
むしろ、クオリティはみんなで上げるものですし、的外れな意見であったとしてもみんなと方向性の確認、方向性を合わせる良い機会となります。
このようにすれば叩き台の上にどんどん建設的に意見が積み上がっていきます。
そうすれば、きっと良い成果に結びつくはずです。
このような文化が根付いている組織は本当に強いです。
個人的には「意見に対して批判的な発言はやめましょう」みたいなルール作りをするぐらいなら、「叩き台なので建設的にした方がメリットありますよ」という部分を強調すべきだと思っています。
だからこそ、叩き台が提供されたら感謝して積み上げていきましょうね。
叩きまくって壊す人、論外です
もう一つ深掘りしておかないといけないことがあります。
「良さそうな意見がすぐに浮かばない」
「的外れなことを言ってしまうかもしれない」
と思ってしまう理由に、このことに対して "批判する人がいる" というのがあるのではないでしょうか。
「その程度のアイデアで‥」
みたいな感じのやつです。
はっきり言います。
こういう批判的なことを言っている人が論外です。
理由は言わなくもわかると思いますが、
"せっかくの叩き台を叩きまくって壊しているから" ですね。
銃弾を受けることがわかっているのに特攻するようなものですからね。
誰も行きたがらないのは当然です。
叩き台を壊す人は、
「もっとまともな意見を持っている奴はいないの?」
などの発言をすることもありますが、
「銃を突きつけているのは誰?」
「ここを戦場に変えているのは誰?」
ということに気づいていないからです。
本当に残念な人なんです。
ぼくのかつての上司にこのようなタイプがいました。
後輩があまりにも可哀想なので
「最初に叩き台を作ってくれてありがとう」とフォローをしたり、
「後でぼくが意見まとめて報告しますんで、上司さんがわざわざ来てくださらなくても大丈夫ですよ」という風にもっていったりと、いろいろと大変です(笑)
繰り返しになりますが、
最初に発言をしてくれる人に残念な人なんていません。
叩き台を壊す人が残念なだけですよ。
感謝を忘れずに
まぁいくら「最初に発言する」ということに対して心理的ハードルが下がったといっても、いきなり「じゃあ次の会議で最初に発言しよう」と変わるのも難しいものですよね。
だからこそ、
『叩き台を提供してくれた人、ファーストペンギンに "感謝を忘れないこと"』
が、大事だと思うのです。
まずここら始めてみませんか?
そうすれば、きっと会議は建設的なものになりますし、
実りがあるものになるでしょう。
あなたならきっと大丈夫。
応援しています。