読んで欲しい人
- 失敗を活かしたい人
- 再チャンスがもらえる人の秘訣を知りたい人
再チャンスをもらえる人は知っている
「思った通りの結果を得られなかった」
いわゆる「失敗」というやつです。
「失敗は成功の母」
「失敗は成功のもと」
とも言われますが、
「できるだけ失敗はしたくない。避けたい」と思われている方も多いかも知れませんね。
そのようについつい思ってしまう理由もわかります。
「 "どうすれば失敗を成功の母、成功のもとにできるか?" がわからない」
これが一つの要因だと思うんです。
ということで、
今回は「どうすれば、失敗を成功の母・成功のもとにできるか?」、
つまり『失敗を活かす考え方』についてです。
再チャンスを貰える人は、実はこのことを知って利用しているんです。
ぼく自身も意識して利用しています。
だから、この考え方を知れば必ずあなたの役に立つはずです。
失敗を "投資" に変える
早速言いますが、「失敗を成功の母・成功のもと」にする方法は、
『失敗を "投資" に変える』ということです。
どういうことかといいますと、
失敗を分析せずにそのまま放置すれば、上手くいかなかったという結果だけが残ります。
これでは、会社側から見れば、かけてきた時間・金額が "コスト" になってしまいます。
しかし、失敗をしっかりと分析して、次に活かせる学びがあれば、
それは会社にとって "投資" となります。
この『失敗を投資にする』という考え方こそが、「失敗を成功の母・成功のもと」にする方法です。
実は、あの発明のエジソンも
- 失敗したわけではない。 それを誤りだと言ってはいけない。 勉強したのだと言いたまえ。
私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。
トーマス・エジソン
と、このような名言を残しています。
本当にこの通りで、
「失敗した」ということを言い換えると、「この方法では上手くいかない」というデータを取得したということです。
このように考えれば、挑戦する前に比べると一歩進んでいますよね。
何もしていない人に比べると、1万倍良いです。
失敗をして落ち込んでしまう気持ちもわかりますが、
落ち込んで分析しないのは、仕事を "点" に捉えすぎていると思います。
「仕事」というものは、繋がって続いていくものです。
なので本来、 "線" として捉えるべきです。
だからこそ、失敗を分析すべきなのです。
再チャンスを貰える人は、この部分を意識していてます。
失敗から学んだこと・次に活かせるデータを報告して、またチャンスをもらうのです。このデータは、失敗した人が "最速" で得られるモノです。
それだけでもう貴重な人材ですよね。
そのデータをもとに挽回計画を立てるわけですから、
上司目線から考えてみると、「なら、やってもらおうか」となりやすいですよね。
だから再びチャンスを貰いやすいのです。
失敗を"投資"に変えていますよね。
一方、失敗の分析をせずに「まぁ次は大丈夫だろ」と運任せにする人は、
失敗から学んでいることがないので、同じ過ちを繰り返してしまいます。
このことが上司側からすると分かっているので、再チャンスを貰えることはありません。
金継ぎ技法
みなさんは、『金継ぎ技法』を知っていますか?
金継ぎ技法とは、陶磁器の割れ、ヒビなどの破損した部分を漆で接着し、金などの金属分を装飾して修復する技法のことです。
この金継ぎを行うことによって、破損する前よりも芸術的価値が上がることもあります。
これは仕事での失敗でも同じです。
だから失敗してもしっかりと分析すればいいのです。
先ほども言いましたが、そもそも次に活かせるデータは、失敗した人にしか得られないもの、そのデータを持っているという点で貴重な人材ですよ。
まさに金継ぎ技法で修復された陶磁器と同じです。
昨日のあなたより価値は上がっています。
間違っても、失敗で「自分自身の価値が下がった」と思い込まないでください。
それに失敗というものは、正解がわからない時代にとってぼくらの味方になってくれるものです。上手くいかない方法がわかっただけでも力強いことですよ。
だから味方にしない手はありません。
失敗がわかった直後は、気分が落ち込んでしまいますが、
「そんな最悪な状況でも、今すぐできることはなんだ?」
と、"失敗を投資に変えてやる" という気持ちが大切ですよ。
あなたならきっと大丈夫です。
応援しています。